2023年1月27日
ユーザーに適した装具のカタチ
アキレス腱断裂
アキレス腱に過負荷がかかり、断裂する
治療方法は手術、もしくは保存治療
どちらにせよ、足を着いて歩くことが困難な上、足首を早期に動かすとアキレスに負荷がかかり再断裂を起こす
治療時はアキレス腱を引き寄せて固定するので爪先を下げた状態で一定期間固定し、且つ徐々に足首の角度を上げていき、アキレス腱を伸ばしていく
装具に求められることは
① 歩けること
② アキレス腱を伸長する治療
以前からのアキレス腱断裂用短下肢装具は、かなり仰々しいカタチとなり、患者さまからの受け入れも良いとは言えないものがあった
弊社独自のアキレス腱断裂用短下肢装具は
アキレス腱断裂用短下肢装具の機能としての必要な部分はしっかりと残して、簡素化出来る箇所はなるべく省く
簡素化することにより、患者さまの日常が過ごし易くなり、行動範囲も広くなる
以前よりご指導頂いております先生からの助言も頂き、保存療法バージョンとオペ後療法バージョンの2種を作成した
①保存療法バージョン
MKブレース 保存バージョン
②オペ後装具療法バージョン
MKブレース オペ後バージョン
オペ後は保存療法バージョンより、アキレス腱がしっかりと縫合されているので、より簡素化出来る
簡素化することにより、靴も履くことが出来、患者さまの受け入れも良く行動範囲も広がり、早期に仕事復帰が可能であった
以前からのお決まりのカタチにこだわらず、患者さまの日常を第一に考え、より適した装具のカタチを作って参ります。
患者さまにしっかりと寄り添い、患者さまと楽しく仕事して参ります!
次の新たなカタチを模索中です。